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LINE配信ツールを乗り換える前に、友だちとシナリオの何を確かめる?名簿・確認・配信予定を分ける表
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しろくま先生

LINE配信ツールの乗り換えで、CSVを読み込めたことと配信を再開できることは別です。名簿の行、LINEの友だちとしての確認、移行先のシナリオと最初の1通の予定を分けて確かめる確認表をまとめました。
LINE で顧客に案内を届けている個人事業主が配信ツールを乗り換えるとき、いちばん気になるのは「今の友だちに、また届くようになるか」だと思います。旧ツールから友だちの一覧を CSV で書き出し、新しいツールに読み込めた。ここで「移行できた」と考えたくなりますが、名簿が入ったことと、配信が再開できることは別の話です。
この記事では、saas biz の STEP(ステップ配信のアプリ)の取り込み画面を例に、乗り換えの前に確かめることを「名簿」「LINE の友だちとしての確認」「移行先のシナリオと初回の予定」の三つに分けて整理します。最後に、切り替えの前に控えておく確認表を置きます。
乗り換えを考える理由が「同じ案内を毎回一から作り直している」「顧客ごとに手で送っている」といった手間なら、案内文を一度組んで繰り返し使える環境に移すことには意味があります。ただし、ツールを替えただけで手間や売上が変わるわけではありません。何を持ち込み、何を作り直すのかを先に分けておくと、切り替えた後に「誰にも届いていなかった」と気づく事態を避けられます。
CSV を読み込めたことと、配信を再開できることは別
CSV で持ち込めるのは、基本的に「誰が友だちか」を表す名簿です。旧ツールで作った配信文や分岐、それぞれの人がシナリオのどこまで進んでいたかは、友だちの CSV を読み込んでも移りません。
そのうえで、名簿が入った後も次の三つは別々に確かめる必要があります。
行が入った: CSV の行が、移行先に友だちとして保存された
LINE の友だちとして確認された: その人が、選んだ LINE アカウントの友だちだと確かめられた
シナリオと開始の予定がある: その人が移行先のシナリオに入り、最初の 1 通の予定が決まった
どれか一つが欠けていても、取り込みの結果には「…件のインポートが完了しました」と表示されることがあります。三つを分けて見るのは、そのためです。
1. CSV の列と、取り込み先の LINE アカウントを確かめる
取り込み画面では、CSV を選ぶとヘッダーから列が自動で対応付けられ、最初の 5 行がプレビューに出ます。まずここで、どの列が何として読まれたかを見ます。
特に見るのは LINE ユーザーID の列です。LINE で配信するには、LINE が発行する「U で始まる ID」が必要です。旧ツールが書き出す ID の中には、そのツールの中だけで使う識別番号が含まれていることがあり、これは LINE への配信には使えません。取り込み画面にも、ツールの内部の ID は配信用の ID ではない、という注意が出る場合があります。列名が似ていても、中身が LINE の ID かどうかは書き出した側の説明で確かめてください。
LINE ユーザーID の列がある CSV では、取り込み先の LINE アカウントを一つ選ぶ欄が出ます。ここは必須です。
選べるのは、連携済みで動いているアカウントだけです
アカウントを選ばずに進めると、LINE ユーザーID のある行は取り込まれず、行ごとに「LINE の友だちを取り込むには、LINE アカウントを選んでください」という理由が残ります
LINE アカウントをまだ連携していない場合、メールアドレスだけの行は取り込めますが、LINE の行は連携するまで入りません
LINE の友だちは「どの LINE アカウントの友だちか」とセットで扱われます。複数のアカウントを持っているなら、旧ツールで配信していたアカウントと同じものを選んでいるかを、ここで確かめます。
2. 取り込みの結果と、友だちの確認状態を分けて見る
取り込みが終わると、合計・新規・更新・スキップの件数と、取り込めなかった行の理由が表示されます。ここで分かるのは「行が入ったかどうか」までです。
CSV に書かれた LINE ユーザーID は、その人が本当に選んだアカウントの友だちかどうか、まだ誰も確かめていません。そのため新しく取り込んだ LINE の友だちは、まず確認中として保存されます。画面には確認中の人数と、「LINE で友だちだと分かるまで、この人たちには配信されません」という説明が出ます。
確認の結果によって、状態は次のように分かれます。
友だちだと確かめられた人: 配信の対象になる
友だちではなかった人: 配信されない
確認できませんでした と出た人: 配信されない。「もう一度確かめる」を押すと、確認をやり直せる
確認がいつ終わるか、全員が友だちとして確かめられるかは、名簿の中身と LINE 側の状態によります。取り込みの完了と確認の完了は同じではないので、確認中の人数が残っているうちは「切り替えが済んだ」と判断しないでください。
3. 移行先のシナリオと、最初の 1 通の予定を確かめる
取り込み画面には「インポート時に自動的にシナリオ登録する」という選択肢があり、移行先に作ってあるシナリオを一つ選べます。ここで選べるのは移行先のシナリオで、旧ツールのシナリオそのものを読み込む機能ではありません。配信文や間隔は、移行先で組み直しておく必要があります。
選んだシナリオに登録されるのは、取り込みの時点で配信の対象になっている人だけです。確認中の LINE の友だちは、この時点ではシナリオに登録されません。取り込み時に新しくシナリオへ登録される人は、シナリオの最初のステップが次の配信の予定に入ります(すでにそのシナリオに入っている人は登録し直されません)。旧ツールで途中まで進んでいた人も、移行先で新しく登録されれば最初のステップから予定が組まれるので、旧ツールで送った案内と同じ内容が再び送られてもよいかを考えておきます。
次のような場合は、友だちの取り込みは続けたまま、シナリオへの登録だけが行われません。結果の画面に「シナリオへの登録は行いませんでした。友だちの取り込みは完了しています」という表示とその理由が出ます。
シナリオにステップが一つも無い
シナリオの最初のステップを確認できなかった
シナリオの基準日時を過ぎている
シナリオの配信時刻を決められない
もう一つ、シナリオが稼働中になっているかも見ておきます。稼働中でないシナリオは、人を登録しても配信が始まりません。シナリオのプレビューでは、今を登録の時刻とみなした場合の各ステップの配信予定時刻を見られるので、最初の 1 通がいつ届く設定になっているかもここで確かめられます。
切り替えの前に控えておく確認表
ここまでの三つを、一枚の表にまとめます。「確認できたこと」の欄は、画面で何を見れば確かめたことになるかの目安です。「まだ確かめること」が残っている間は、顧客に「配信の切り替えが済みました」と案内しない、という使い方をします。
確かめるもの | 確認できたこと | まだ確かめること |
|---|---|---|
CSV の識別子 | プレビューで、LINE ユーザーID の列が LINE の ID として読まれている | その ID が旧ツール内部の番号でなく、LINE が発行した ID か (書き出した側の説明で) |
取り込み先の LINE アカウント | 取り込み先として、旧ツールで配信していたのと同じアカウントを選んだ | アカウント未選択で取り込まれなかった行が、結果のエラーに残っていないか |
友だちの確認状態 | 取り込みの結果で、新規・更新・スキップの件数を見た | 確認中・確認できませんでした の人数が残っていないか。残っていれば「もう一度確かめる」 |
移行先のシナリオと初回の予定 | 移行先にシナリオを組み、稼働中にしてある | 登録が行われなかったという表示が出ていないか。確認が済んだ人がシナリオに入っているか。最初の 1 通の予定時刻 |
「まだ確かめること」が埋まらないうちは、顧客への一斉配信で動作を試すのではなく、自分の LINE を友だちにした自分用のアカウントや、自分だけが入ったテスト用のシナリオで、一通が届くところまで確かめるのが安全です。
顧客関係を一から作り直さないために
ツールを乗り換えても、これまで積み重ねてきた顧客とのつながりを、名簿という形で次のツールへ持ち込むことはできます。一方で、全部を一度に移そうとすると、どこで止まっているのかが見えなくなります。名簿・確認・シナリオを一つずつ確かめ、届くことを確かめた範囲から切り替えていくほうが、結局は手戻りが少なくなります。
この記事の確認範囲
この記事の画面の説明は、2026 年 11 月 3 日時点の saas biz の STEP の取り込み画面と、その動作を定めたプログラムを読んで確かめたものです。実在の顧客の名簿を使った取り込みや配信は行っていません。旧ツールの書き出し形式や、他のツールの移行の仕組みは扱っていません。
自分の事業での使い方そのもの、つまり顧客が使う環境と自分の方法をどう組み合わせるかは、個人のプラットフォームとは何か|顧客が使う環境と自分の方法を組み合わせるで整理しています。LINE をつなぐ前に、メールで自分宛に一通送ってステップ配信を試す方法は、LINE公式アカウントなしでステップ配信は試せる?を参照してください。
案内を一度組んで繰り返し使える仕組みと、使い始めの条件は、こちらにまとめています。
LINE で顧客に案内を届けている個人事業主の方が、配信ツールを乗り換えるときに一番気になるのは「今の友だちに、また届くようになるの?」ではないでしょうか。
旧ツールから友だちの一覧を CSV で書き出して、新しいツールに読み込めた。ここで「移行できた」と思いたくなりますが、名簿が入ったことと、配信が再開できることは別の話です。
この記事では、saas biz の STEP(ステップ配信のアプリ)の取り込み画面を例に、乗り換えの前に確かめることを次の三つに分けて整理します。
名簿(CSV の中身と取り込み先)
LINE の友だちとしての確認
移行先のシナリオと、最初の 1 通の予定
最後に、切り替えの前に手元へ控えておける確認表も置いています。
乗り換えたい理由が「同じ案内を毎回一から作り直している」「顧客ごとに手で送っている」といった手間なら、案内文を一度組んで繰り返し使える環境に移す意味はあります。ただ、ツールを替えただけで手間や売上が変わるわけではありません。何を持ち込み、何を作り直すのかを先に分けておくと、「切り替えたのに誰にも届いていなかった」という事態を避けられます。
CSV を読み込めたことと、配信を再開できることは別
CSV で持ち込めるのは、基本的に「誰が友だちか」を表す名簿です。旧ツールで作った配信文や分岐、それぞれの人がシナリオのどこまで進んでいたかは、友だちの CSV を読み込んでも移りません。
名簿が入った後も、次の三つは別々に確かめます。
行が入った:CSV の行が、移行先に友だちとして保存された
LINE の友だちとして確認された:その人が、選んだ LINE アカウントの友だちだと確かめられた
シナリオと開始の予定がある:その人が移行先のシナリオに入り、最初の 1 通の予定が決まった
どれか一つが欠けていても、取り込みの結果には「…件のインポートが完了しました」と表示されることがあります。三つを分けて見るのは、そのためです。
1. CSV の列と、取り込み先の LINE アカウントを確かめる
取り込み画面では、CSV を選ぶとヘッダーから列が自動で対応付けられ、最初の 5 行がプレビューに出ます。まずここで、どの列が何として読まれたかを見てください。
特に注目したいのが LINE ユーザーID の列です。LINE で配信するには、LINE が発行する「U で始まる ID」が必要です。旧ツールが書き出す ID の中には、そのツールの中だけで使う識別番号が混ざっていることがあり、これは LINE への配信には使えません。取り込み画面にも、ツールの内部 ID は配信用の ID ではない、という注意が出る場合があります。列名が似ていても、中身が LINE の ID かどうかは、書き出した側の説明で確かめましょう。
LINE ユーザーID の列がある CSV では、取り込み先の LINE アカウントを一つ選ぶ欄が出ます。ここは必須です。
選べるのは、連携済みで動いているアカウントだけです
アカウントを選ばずに進めると、LINE ユーザーID のある行は取り込まれず、行ごとに「LINE の友だちを取り込むには、LINE アカウントを選んでください」という理由が残ります
LINE アカウントをまだ連携していない場合、メールアドレスだけの行は取り込めますが、LINE の行は連携するまで入りません
LINE の友だちは「どの LINE アカウントの友だちか」とセットで扱われます。複数のアカウントを持っているなら、旧ツールで配信していたものと同じアカウントを選んでいるかを、ここで確かめてください。
2. 取り込みの結果と、友だちの確認状態を分けて見る
取り込みが終わると、合計・新規・更新・スキップの件数と、取り込めなかった行の理由が表示されます。ここで分かるのは「行が入ったかどうか」までです。
CSV に書かれた LINE ユーザーID は、その人が本当に選んだアカウントの友だちかどうか、まだ誰も確かめていません。そのため、新しく取り込んだ LINE の友だちは、まず「確認中」として保存されます。画面には確認中の人数と、「LINE で友だちだと分かるまで、この人たちには配信されません」という説明が出ます。
確認の結果で、状態は次のように分かれます。
友だちだと確かめられた人:配信の対象になる
友だちではなかった人:配信されない
「確認できませんでした」と出た人:配信されない。「もう一度確かめる」を押すと、確認をやり直せる
確認がいつ終わるか、全員が友だちとして確かめられるかは、名簿の中身と LINE 側の状態によります。取り込みの完了と確認の完了は同じではないので、確認中の人数が残っているうちは「切り替えが済んだ」と判断しないでください。
3. 移行先のシナリオと、最初の 1 通の予定を確かめる
取り込み画面には「インポート時に自動的にシナリオ登録する」という選択肢があり、移行先に作ってあるシナリオを一つ選べます。ここで選べるのはあくまで移行先のシナリオで、旧ツールのシナリオそのものを読み込む機能ではありません。配信文や間隔は、移行先で組み直しておく必要があります。
選んだシナリオに登録されるのは、取り込みの時点で配信の対象になっている人だけです。確認中の LINE の友だちは、この時点ではシナリオに登録されません。
取り込み時に新しくシナリオへ登録される人は、シナリオの最初のステップが次の配信の予定に入ります(すでにそのシナリオに入っている人は登録し直されません)。旧ツールで途中まで進んでいた人も、移行先で新しく登録されれば最初のステップから予定が組まれます。旧ツールで送った案内と同じ内容が再び届いても問題ないか、先に考えておきましょう。
次のような場合は、友だちの取り込みは続けたまま、シナリオへの登録だけが行われません。結果の画面には「シナリオへの登録は行いませんでした。友だちの取り込みは完了しています」という表示と、その理由が出ます。
シナリオにステップが一つも無い
シナリオの最初のステップを確認できなかった
シナリオの基準日時を過ぎている
シナリオの配信時刻を決められない
もう一つ、シナリオが稼働中になっているかも見ておきます。稼働中でないシナリオは、人を登録しても配信が始まりません。シナリオのプレビューでは、今を登録の時刻とみなした場合の各ステップの配信予定時刻を見られるので、最初の 1 通がいつ届く設定かもここで確かめられます。
切り替えの前に控えておく確認表
ここまでの三つを、一枚の表にまとめます。「確認できたこと」の欄は、画面で何を見れば確かめたことになるかの目安です。「まだ確かめること」が残っている間は、顧客に「配信の切り替えが済みました」と案内しない、という使い方をしてください。
確かめるもの | 確認できたこと | まだ確かめること |
|---|---|---|
CSV の識別子 | プレビューで、LINE ユーザーID の列が LINE の ID として読まれている | その ID が旧ツール内部の番号でなく、LINE が発行した ID か(書き出した側の説明で) |
取り込み先の LINE アカウント | 取り込み先として、旧ツールで配信していたのと同じアカウントを選んだ | アカウント未選択で取り込まれなかった行が、結果のエラーに残っていないか |
友だちの確認状態 | 取り込みの結果で、新規・更新・スキップの件数を見た | 「確認中」「確認できませんでした」の人数が残っていないか。残っていれば「もう一度確かめる」 |
移行先のシナリオと初回の予定 | 移行先にシナリオを組み、稼働中にしてある | 登録が行われなかったという表示が出ていないか。確認が済んだ人がシナリオに入っているか。最初の 1 通の予定時刻 |
「まだ確かめること」が埋まらないうちは、顧客への一斉配信で動作を試すのはやめておきましょう。自分の LINE を友だちにした自分用のアカウントや、自分だけが入ったテスト用のシナリオで、一通が届くところまで確かめるのが安全です。
顧客との関係を一から作り直さないために
ツールを乗り換えても、これまで積み重ねてきた顧客とのつながりを、名簿という形で次のツールへ持ち込むことはできます。一方で、全部を一度に移そうとすると、どこで止まっているのかが見えなくなります。
名簿・確認・シナリオを一つずつ確かめて、届くことを確かめた範囲から切り替えていく。遠回りに見えて、結局はこのほうが手戻りが少なくなります。
この記事の確認範囲
この記事の画面の説明は、2026 年 11 月 3 日時点の saas biz の STEP の取り込み画面と、その動作を定めたプログラムを読んで確かめたものです。実在の顧客の名簿を使った取り込みや配信は行っていません。旧ツールの書き出し形式や、他のツールの移行の仕組みは扱っていません。
自分の事業での使い方そのもの、つまり顧客が使う環境と自分の方法をどう組み合わせるかは「個人のプラットフォームとは何か|顧客が使う環境と自分の方法を組み合わせる」で整理しています。LINE をつなぐ前に、メールで自分宛に一通送ってステップ配信を試す方法は「LINE公式アカウントなしでステップ配信は試せる?」を参照してください。
案内を一度組んで繰り返し使える仕組みと、使い始めの条件は、こちらにまとめています。
→ saas bizの仕組みと条件を見る
LINE でお客さんに案内を送っている方が、配信ツールを乗り換えるとき、いちばん不安なのは「今までの友だちに、ちゃんと届くのかな?」ということだと思います。
旧ツールから友だちの一覧を書き出して、新しいツールに読み込めた。ここで「引っ越し完了!」と思いたくなりますよね。でも実は、名簿が入ったことと、配信が再開できることは別なんです。
この記事では、saas biz の STEP(ステップ配信のアプリ)の取り込み画面を例に、乗り換える前に確かめることを3つに分けてお伝えします。
名簿のデータと取り込み先は合っているか
その人たちは、LINE の友だちとして確認されたか
新しいツールで、最初の1通の予定が決まっているか
最後に、そのまま使える確認表もつけています。
「毎回同じ案内を一から作り直している」「お客さんごとに手で送っていてしんどい」という理由で乗り換えるなら、案内を一度作って繰り返し使えるツールに移す意味はあります。ただ、ツールを替えただけで手間や売上が変わるわけではありません。何を持ち込めて、何を作り直す必要があるのかを先に整理しておくと、「切り替えたのに誰にも届いていなかった」という失敗を避けられます。
名簿を読み込めても、配信できるとは限らない
名簿ファイル(CSV という表のファイルです)で新しいツールに持ち込めるのは、基本的に「誰が友だちか」という名簿だけです。
旧ツールで作った配信文や、「3日後にこれを送る」といった流れ、お客さん一人ひとりがどこまで進んでいたかは、名簿を読み込んでも引き継がれません。
そして名簿が入った後も、次の3つは別々に確かめる必要があります。
行が入った:名簿の1行1行が、新しいツールに友だちとして保存された
LINE の友だちとして確認された:その人が、選んだ LINE アカウントの友だちだと確かめられた
最初の1通の予定がある:その人が新しい配信の流れに入り、最初の1通の予定が決まった
どれか1つが欠けていても、画面には「…件のインポートが完了しました」と出ることがあります。だから3つを分けて見ておくのが大事なんです。
確認1:名簿の中身と、取り込み先の LINE アカウント
取り込み画面では、ファイルを選ぶと列が自動で振り分けられ、最初の5行がプレビューに表示されます。まずここで、どの列が何として読まれているかを見てください。
特に大事なのが「LINE ユーザーID」の列です。LINE で配信するには、LINE が発行する「U で始まる ID」が必要です。旧ツールが書き出すファイルの中には、そのツールの中だけで使う番号が混ざっていることがあり、これでは LINE に配信できません。列の名前が似ていても、中身が LINE の ID かどうかは、旧ツール側の説明で確かめてください。
LINE ユーザーID の列があるファイルでは、取り込み先の LINE アカウントを1つ選ぶ欄が出ます。ここは必ず選びます。
選べるのは、連携が済んで動いているアカウントだけです
選ばずに進めると、LINE の行は取り込まれません。行ごとに「LINE の友だちを取り込むには、LINE アカウントを選んでください」という理由が残ります
LINE アカウントをまだ連携していない場合、メールアドレスだけの行は取り込めますが、LINE の行は連携するまで入りません
LINE の友だちは「どのアカウントの友だちか」とセットで扱われます。アカウントを複数持っているなら、旧ツールで配信していたものと同じアカウントを選んでいるか、ここで確かめましょう。
確認2:「取り込めた」と「友だちとして確認できた」は別
取り込みが終わると、合計・新規・更新・スキップの件数と、取り込めなかった行の理由が出ます。ここで分かるのは「行が入ったかどうか」までです。
名簿に書かれた LINE ユーザーID が、本当にそのアカウントの友だちなのかは、まだ誰も確かめていません。なので新しく取り込んだ人は、まず「確認中」として保存されます。画面には確認中の人数と、「LINE で友だちだと分かるまで、この人たちには配信されません」という説明が出ます。
確認の結果は、次のように分かれます。
友だちだと確かめられた人:配信の対象になる
友だちではなかった人:配信されない
「確認できませんでした」と出た人:配信されない。「もう一度確かめる」を押すと、確認をやり直せる
確認がいつ終わるか、全員が友だちだと確かめられるかは、名簿の中身と LINE 側の状態によります。確認中の人が残っているあいだは、「切り替えが済んだ」とは考えないでくださいね。
確認3:最初の1通の予定が決まっているか
取り込み画面には「インポート時に自動的にシナリオ登録する」という選択肢があります。シナリオとは、「登録から1日後にこの案内、3日後にこの案内」というように、配信の流れをあらかじめ組んだものです。ここで選べるのは、新しいツールの側で作ったシナリオです。旧ツールのシナリオを読み込む機能ではないので、配信文や間隔は新しいツールで組み直しておく必要があります。
選んだシナリオに登録されるのは、取り込みの時点で配信の対象になっている人だけです。確認中の人は、この時点ではまだ登録されません。
新しく登録された人は、シナリオの最初のステップが次の配信予定に入ります(すでにそのシナリオに入っている人は、登録し直されません)。旧ツールで途中まで進んでいた人も、新しいツールでは最初から始まります。同じ案内がもう一度届いても問題ないか、先に考えておきましょう。
次のような場合は、友だちの取り込みは済んでいても、シナリオへの登録だけが行われません。結果の画面に「シナリオへの登録は行いませんでした。友だちの取り込みは完了しています」と、その理由が出ます。
シナリオにステップが1つもない
シナリオの最初のステップを確認できなかった
シナリオの基準日時を過ぎている
シナリオの配信時刻を決められない
もう1つ、シナリオが「稼働中」になっているかも見てください。稼働中でないシナリオは、人を登録しても配信が始まりません。シナリオのプレビューでは、今登録したとした場合の各ステップの配信予定時刻が見られるので、最初の1通がいつ届く設定かもここで確かめられます。
切り替え前の確認表
ここまでの内容を、1枚の表にまとめました。「確認できたこと」は、画面で何を見れば確かめたことになるかの目安です。「まだ確かめること」が残っているあいだは、お客さんに「切り替えが済みました」と案内しないでおきましょう。
確かめるもの | 確認できたこと | まだ確かめること |
|---|---|---|
名簿の ID | プレビューで、LINE ユーザーID の列が LINE の ID として読まれている | その ID が旧ツール内部の番号ではなく、LINE が発行した ID か(旧ツール側の説明で) |
取り込み先の LINE アカウント | 旧ツールで配信していたのと同じアカウントを選んだ | アカウント未選択で取り込まれなかった行が、結果に残っていないか |
友だちの確認状態 | 取り込み結果で、新規・更新・スキップの件数を見た | 「確認中」「確認できませんでした」の人が残っていないか。残っていれば「もう一度確かめる」 |
新しい配信の流れと最初の1通 | 新しいツールにシナリオを組み、稼働中にした | 登録が行われなかったという表示が出ていないか。確認が済んだ人がシナリオに入っているか。最初の1通の予定時刻 |
「まだ確かめること」が埋まるまでは、お客さんへの一斉配信で動作を試すのはやめておきましょう。自分の LINE を友だちにした自分用のアカウントや、自分だけが入ったテスト用のシナリオで、1通が届くところまで確かめておくと安心です。
お客さんとの関係を、一から作り直さないために
ツールを乗り換えても、これまで積み重ねてきたお客さんとのつながりは、名簿という形で次のツールに持ち込めます。ただ、全部を一度に移そうとすると、どこで止まっているのかが分からなくなります。
名簿、確認、最初の1通。この順番で1つずつ確かめて、届くと分かった範囲から切り替えていく。遠回りに見えて、結局はこのほうが手戻りが少なくなります。
この記事の確認範囲
この記事の画面の説明は、2026年11月3日時点の saas biz の STEP の取り込み画面と、その動作を定めたプログラムを読んで確かめたものです。実在のお客さんの名簿を使った取り込みや配信は行っていません。旧ツールの書き出し形式や、他のツールの移行の仕組みは扱っていません。
自分の事業での使い方そのもの、つまりお客さんが使う環境と自分のやり方をどう組み合わせるかは「個人のプラットフォームとは何か|顧客が使う環境と自分の方法を組み合わせる」で整理しています。LINE をつなぐ前に、メールで自分宛に1通送ってステップ配信を試す方法は「LINE公式アカウントなしでステップ配信は試せる?」を参照してください。
案内を一度組んで繰り返し使える仕組みと、使い始めの条件は、こちらにまとめています。
→ saas bizの仕組みと条件を見る
LINE でお客さんに案内を送っている方が、配信ツールを乗り換えるとき、いちばん不安なのは「今までの友だちに、ちゃんと届くのかな?」ということだと思います。
旧ツールから友だちの一覧を書き出して、新しいツールに読み込めた。ここで「引っ越し完了!」と思いたくなりますよね。でも実は、名簿が入ったことと、配信が再開できることは別なんです。
この記事では、saas biz の STEP(ステップ配信のアプリ)の取り込み画面を例に、乗り換える前に確かめることを3つに分けてお伝えします。
名簿のデータと取り込み先は合っているか
その人たちは、LINE の友だちとして確認されたか
新しいツールで、最初の1通の予定が決まっているか
あわせて、お客さんに送る前に自分のアカウントで試す手順と、そのまま使える確認表もつけています。
「毎回同じ案内を一から作り直している」「お客さんごとに手で送っていてしんどい」という理由で乗り換えるなら、案内を一度作って繰り返し使えるツールに移す意味はあります。ただ、ツールを替えただけで手間や売上が変わるわけではありません。何を持ち込めて、何を作り直す必要があるのかを先に整理しておくと、「切り替えたのに誰にも届いていなかった」という失敗を避けられます。
名簿を読み込めても、配信できるとは限らない
名簿ファイル(CSV という表のファイルです)で新しいツールに持ち込めるのは、基本的に「誰が友だちか」という名簿だけです。
旧ツールで作った配信文や、「3日後にこれを送る」といった流れ、お客さん一人ひとりがどこまで進んでいたかは、名簿を読み込んでも引き継がれません。
そして名簿が入った後も、次の3つは別々に確かめる必要があります。
行が入った:名簿の1行1行が、新しいツールに友だちとして保存された
LINE の友だちとして確認された:その人が、選んだ LINE アカウントの友だちだと確かめられた
最初の1通の予定がある:その人が新しい配信の流れに入り、最初の1通の予定が決まった
どれか1つが欠けていても、画面には「…件のインポートが完了しました」と出ることがあります。だから3つを分けて見ておくのが大事なんです。
確認1:名簿の中身と、取り込み先の LINE アカウント
取り込み画面では、ファイルを選ぶと列が自動で振り分けられ、最初の5行がプレビューに表示されます。まずここで、どの列が何として読まれているかを見てください。
特に大事なのが「LINE ユーザーID」の列です。LINE で配信するには、LINE が発行する「U で始まる ID」が必要です。旧ツールが書き出すファイルの中には、そのツールの中だけで使う番号が混ざっていることがあり、これでは LINE に配信できません。列の名前が似ていても、中身が LINE の ID かどうかは、旧ツール側の説明で確かめてください。
LINE ユーザーID の列があるファイルでは、取り込み先の LINE アカウントを1つ選ぶ欄が出ます。ここは必ず選びます。
選べるのは、連携が済んで動いているアカウントだけです
選ばずに進めると、LINE の行は取り込まれません。行ごとに「LINE の友だちを取り込むには、LINE アカウントを選んでください」という理由が残ります
LINE アカウントをまだ連携していない場合、メールアドレスだけの行は取り込めますが、LINE の行は連携するまで入りません
LINE の友だちは「どのアカウントの友だちか」とセットで扱われます。アカウントを複数持っているなら、旧ツールで配信していたものと同じアカウントを選んでいるか、ここで確かめましょう。
確認2:「取り込めた」と「友だちとして確認できた」は別
取り込みが終わると、合計・新規・更新・スキップの件数と、取り込めなかった行の理由が出ます。ここで分かるのは「行が入ったかどうか」までです。
名簿に書かれた LINE ユーザーID が、本当にそのアカウントの友だちなのかは、まだ誰も確かめていません。なので新しく取り込んだ人は、まず「確認中」として保存されます。画面には確認中の人数と、「LINE で友だちだと分かるまで、この人たちには配信されません」という説明が出ます。
確認の結果は、次のように分かれます。
友だちだと確かめられた人:配信の対象になる
友だちではなかった人:配信されない
「確認できませんでした」と出た人:配信されない。「もう一度確かめる」を押すと、確認をやり直せる
確認がいつ終わるか、全員が友だちだと確かめられるかは、名簿の中身と LINE 側の状態によります。確認中の人が残っているあいだは、「切り替えが済んだ」とは考えないでくださいね。
確認3:最初の1通の予定が決まっているか
取り込み画面には「インポート時に自動的にシナリオ登録する」という選択肢があります。シナリオとは、「登録から1日後にこの案内、3日後にこの案内」というように、配信の流れをあらかじめ組んだものです。ここで選べるのは、新しいツールの側で作ったシナリオです。旧ツールのシナリオを読み込む機能ではないので、配信文や間隔は新しいツールで組み直しておく必要があります。
選んだシナリオに登録されるのは、取り込みの時点で配信の対象になっている人だけです。確認中の人は、この時点ではまだ登録されません。
新しく登録された人は、シナリオの最初のステップが次の配信予定に入ります(すでにそのシナリオに入っている人は、登録し直されません)。旧ツールで途中まで進んでいた人も、新しいツールでは最初から始まります。同じ案内がもう一度届いても問題ないか、先に考えておきましょう。
次のような場合は、友だちの取り込みは済んでいても、シナリオへの登録だけが行われません。結果の画面に「シナリオへの登録は行いませんでした。友だちの取り込みは完了しています」と、その理由が出ます。
シナリオにステップが1つもない
シナリオの最初のステップを確認できなかった
シナリオの基準日時を過ぎている
シナリオの配信時刻を決められない
もう1つ、シナリオが「稼働中」になっているかも見てください。稼働中でないシナリオは、人を登録しても配信が始まりません。シナリオのプレビューでは、今登録したとした場合の各ステップの配信予定時刻が見られるので、最初の1通がいつ届く設定かもここで確かめられます。
まず自分のアカウントで、1通だけ試してみる
お客さんの名簿を丸ごと取り込む前に、自分ひとりで「届くところまで」を一度通しておくと、あとの不安がぐっと減ります。流れは次のとおりです。
自分の LINE を、取り込み先のアカウントの友だちにする。 普段使っている LINE で、配信に使うアカウントを友だち追加します
自分だけの名簿ファイルを作る。 自分1人分の行だけを入れたファイルです。LINE ユーザーID の列には、LINE が発行した「U で始まる ID」を入れます
取り込み先の LINE アカウントを選んで、取り込む。 結果の画面で、新規が1件になっているかを見ます
「確認中」が解けるのを待つ。 自分が友だちとして確かめられたら、配信の対象になります。「確認できませんでした」と出たら「もう一度確かめる」を押してください
自分だけが入ったテスト用のシナリオを稼働中にして、最初の1通の予定時刻を見る。 予定時刻のとおりに、自分の LINE に1通届けばOKです
この5つが通れば、名簿の読み取り、アカウントの選択、友だちの確認、シナリオの登録という、ここまでの確認項目が一通り動いたことになります。お客さんの分は、その後に取り込んでも遅くありません。
切り替え前の確認表
ここまでの内容を、1枚の表にまとめました。「確認できたこと」は、画面で何を見れば確かめたことになるかの目安です。「まだ確かめること」が残っているあいだは、お客さんに「切り替えが済みました」と案内しないでおきましょう。
確かめるもの | 確認できたこと | まだ確かめること |
|---|---|---|
名簿の ID | プレビューで、LINE ユーザーID の列が LINE の ID として読まれている | その ID が旧ツール内部の番号ではなく、LINE が発行した ID か(旧ツール側の説明で) |
取り込み先の LINE アカウント | 旧ツールで配信していたのと同じアカウントを選んだ | アカウント未選択で取り込まれなかった行が、結果に残っていないか |
友だちの確認状態 | 取り込み結果で、新規・更新・スキップの件数を見た | 「確認中」「確認できませんでした」の人が残っていないか。残っていれば「もう一度確かめる」 |
新しい配信の流れと最初の1通 | 新しいツールにシナリオを組み、稼働中にした | 登録が行われなかったという表示が出ていないか。確認が済んだ人がシナリオに入っているか。最初の1通の予定時刻 |
自分のアカウントでの試し配信 | 自分1人分の取り込みから、1通が届くところまで通した | お客さんの取り込み後も、同じ流れで確認中の人数と予定時刻を見直したか |
「まだ確かめること」が埋まるまでは、お客さんへの一斉配信で動作を試すのはやめておきましょう。
お客さんとの関係を、一から作り直さないために
ツールを乗り換えても、これまで積み重ねてきたお客さんとのつながりは、名簿という形で次のツールに持ち込めます。ただ、全部を一度に移そうとすると、どこで止まっているのかが分からなくなります。
名簿、確認、最初の1通。この順番で1つずつ確かめて、届くと分かった範囲から切り替えていく。遠回りに見えて、結局はこのほうが手戻りが少なくなります。
この記事の確認範囲
この記事の画面の説明は、2026年11月3日時点の saas biz の STEP の取り込み画面と、その動作を定めたプログラムを読んで確かめたものです。実在のお客さんの名簿を使った取り込みや配信は行っていません。旧ツールの書き出し形式や、他のツールの移行の仕組みは扱っていません。
自分の事業での使い方そのもの、つまりお客さんが使う環境と自分のやり方をどう組み合わせるかは「個人のプラットフォームとは何か|顧客が使う環境と自分の方法を組み合わせる」で整理しています。LINE をつなぐ前に、メールで自分宛に1通送ってステップ配信を試す方法は「LINE公式アカウントなしでステップ配信は試せる?」を参照してください。
案内を一度組んで繰り返し使える仕組みと、使い始めの条件は、こちらにまとめています。
→ saas bizの仕組みと条件を見る



