個人事業主の商品づくり
講師が同じ説明を繰り返す状態から抜ける方法|教材化とフォローの分け方
公開
しろくま先生
講師やコーチが毎回同じ説明をする状態から抜けるために、説明・教材・実行フォロー・個別判断をどう分けるかを具体的に整理します。
講師やコーチの仕事では、参加者が変わるたびに同じ説明が必要になります。
丁寧に教えるほど時間が埋まり、受講者が増えるほど質問対応も増える。動画にすれば解決すると考えても、今度は「見ても実行されない」という問題が起きます。
必要なのは、説明を全部動画へ移すことではありません。説明、教材、実行フォロー、個別判断を別の役割に分けることです。
同じ説明を繰り返している四つのサイン
次の状態が続いているなら、教材化できる部分があります。
初回面談のたびに同じ前提を説明している
質問への回答が、別の受講者にもほぼ当てはまる
宿題を出しても、次回までに止まる場所が同じ
個別面談が、進捗確認と再説明だけで終わる
これは面談の価値が低いという意味ではありません。面談でしかできない判断に時間を使えていない状態です。
役割1:最初の説明を教材にする
教材へ移しやすいのは、受講者によって答えが変わらない部分です。
用語と前提
全体の手順
良い例と悪い例
よくある失敗
作業前のチェックリスト
一本の長い動画にせず、一つの行動ごとに短く分けます。受講者が「今どこを見ればよいか」を探せることが重要です。
役割2:見るだけで終わらせず、実行を置く
教材は、見たことではなく使われたことで価値になります。
各教材の直後に、一つだけ行動を置きます。
自分の顧客を1人書く
繰り返している説明を3つ挙げる
今回は商品にしない判断を1つ決める
次回までに顧客へ見せる試作品を作る
課題を大きくすると止まります。教材1つにつき、15〜30分で終わる行動が目安です。
役割3:同じ案内をフォローへ移す
受講者が止まるたびに個別連絡するのではなく、よく止まる時点に案内を置きます。
たとえば、受講開始直後、翌日、3日後、7日後に次を送ります。
今日見る教材
終わらせる一つの行動
止まったときの見直し先
人に相談すべき条件
ここで大切なのは、すべてを自動回答しようとしないことです。「この条件なら個別相談へ」と境界を示せば、冷たい配信ではなくなります。
役割4:個別面談は判断に使う
人が残すべきなのは、状況によって答えが変わる部分です。
この人は何を先にするべきか
どの顧客から試すか
提供範囲と価格は妥当か
例外やリスクをどう扱うか
続けるか、止めるか
教材とフォローで前提がそろえば、面談を再説明ではなく判断に使えます。
実際の説明会で使っている分け方
今回のしろくまSaaS Biz説明会では、課題の背景をMediaの記事へ、申込をFunnelsへ、前日と当日の案内をStepへ、当日の質疑と判断をライブ説明会へ分けています。
その後に体験を始めた人には、初期設定の学習をLearn、14日間の案内をStepで届けます。
この設計の目的は、説明会そのものを無人化することではありません。当日の時間を、日程連絡や同じ前提説明ではなく、参加者が「自分に向くか」を判断するために使うことです。
LEARNだけで始める場合
同じ説明が一番大きな負担なら、最初は教材だけで構いません。
教材を3本以内にする
既存顧客1人に使ってもらう
どこで止まったかを聞く
使われなかった教材は増やさない
LEARNとSTEPを組み合わせる場合
教材はあるが実行されないなら、フォローを足します。
教材を見る → 一つ実行する → 翌日に確認する → 止まった条件だけ人へ相談する、という一方向の流れから始めます。
最初から複雑な分岐は作りません。受講者が止まる場所が分かってから、必要な案内だけ追加します。
商品化の前に確認すること
受講者が自分で進められる範囲はどこか
個別判断が必要になる条件は何か
質問の受付方法と返答時間
教材の更新責任
解約後に見られるもの、見られないもの
成果を保証しないことの伝え方
教材化は、講師が責任を手放すことではありません。繰り返し部分を整え、人が担う価値を明確にすることです。
労働集約の全体像から整理したい方は、売上が増えるほど忙しくなる構造を読むへ。
教材とフォローを実際の画面で見たい方は、無料説明会の日程を見るから参加できます。