
WordPress は、プラグインを組み合わせれば何でも作れる道具です。そのかわり、ブログを続けるほど「書く以外の仕事」が増えていきます。サーバーの契約、本体とプラグインの更新、表示の遅さ、乗っ取り対策。
自分メディア(MEDIA)は、その仕事をまとめて引き受けるメディア(ブログ)の土台です。このページでは、WordPress と比べて何が変わるのか、足りない機能はどう埋めるのか、そしてできないことを、2026 年 11 月時点で実際に動いている機能だけでまとめます。
Cocoon・SWELL のブログに対応しています。 記事・画像はもちろん、吹き出しや目次などの装飾、メニュー・ロゴ・色・ヘッダの形といった見た目まで、元のサイトから読み取って引っ越せます(詳しくは下の「WordPress からの引っ越し」)。
ひと目で比べる

項目 | WordPress(自分で運用) | 自分メディア(MEDIA) |
|---|---|---|
レンタルサーバーの契約・設定 | 要る(PHP・データベース・SSL) | 要らない(ドメインだけ・https は自動) |
本体・プラグインの更新 | 自分で | 要らない |
乗っ取り対策・壊れた時の復旧 | 自分で | 引き受ける |
吹き出し・ボックスなどの装飾 | テーマ(Cocoon・SWELL など)を選んで入れる | 最初から入っている |
SEO の基本・画像を軽くする | プラグイン(Yoast・画像の圧縮など) | 最初から入っている |
アフィリエイトの PR 表記・計測リンク | プラグイン(Rinker・Pretty Links など) | 最初から入っている |
AI で書く・直す | 別のツールからコピーして貼る | AI から直接(版の履歴つき) |
機能を足す | プラグインで何でも | 連携アプリで埋める(下で説明) |
複数人での編集 | できる | 作らない方針(1 人 + AI で書く前提) |
ネットショップ | WooCommerce など | 持たない |
やめる時 | — | WordPress 形式で書き出せる |
自分メディアだけでできること
書く
吹き出し・囲み(ポイント / 注意 / メモ / 良い / 悪い)・ボタン・目次・SNS の投稿カード・よくある質問・ブログカード・商品枠・比較表・2 列の段組が最初から入っています。テーマ選びやプラグイン探しは要りません
Claude などの AI から、下書きを作る・手直しする・公開前に点検する、を直接頼めます
人が書き換えても AI が書き換えても版の履歴が残り、前の状態にいつでも戻せます
予約公開ができます
サイトを作る
目的別の見本から、トップページを選んでそのまま建てられます。「Cocoon 風」「SWELL 風」の見本もあります
「つくる」画面で、ページを見ながら区画を足す・並べ替える・文章を直す、ができます。サイトの全ページは地図で見渡せます
持ち込んだ HTML のページも、その場で直せます。トップページにも出せます
記事ページは 1 カラムか 2 カラム(サイドバーに書いている人・検索・カテゴリ・新着)を選べます。本文の文字の大きさも選べます
メニューは 1 段だけ下の段を持てます
今のドメインをそのまま使えます
読まれる・稼ぐ
サイトマップ・OGP(SNS で共有された時の画像と題)・構造化データは自動で付きます
Search Console の数字を管理画面で見られます
GA4・タグマネージャー・AdSense は ID を入れるだけです。ads.txt も自動で出ます
アフィリエイトのリンクには「プロモーションを含みます」の表記が自動で付き、計測リンクは自分のドメインの中に置かれます
速さ
画像は自動で軽くして届けます。見本サイトでの実測例では、記事ページの主な表示が 4.3 秒から 1.4 秒に、画像の量が約 600KB から約 16KB になりました(お客さんのサイトで同じ数字になるとは限りません)。
プラグインの代わりは、連携アプリが埋める
WordPress でプラグインを入れていた機能は、saas biz のほかのアプリで埋めます。
よく入れていたプラグイン | 代わりになるアプリ |
|---|---|
お問い合わせ・登録フォーム、LP 作成(Contact Form 7・Elementor など) | LP・ファネル(FUNNELS) |
メルマガ・LINE 配信 | ステップ配信(STEP) |
会員サイト・オンライン講座(LearnDash など) | オンライン講座(LEARN) |
SNS への自動投稿 | SNS 投稿(POST) |
AI での執筆・リライト | 記事・原稿(WRITS)。自分メディアからも AI で書けます |
フォームや LINE 登録は、記事の中に埋め込むのではなく、記事のボタンから LP・ファネル(FUNNELS)やステップ配信(STEP)のページへ案内する形でつなぎます。

埋め込まないことのよさ
ブログに他人のプログラムが入らない: WordPress の弱点として報告されるものの多くはプラグインから見つかっています。外から入力を受け付けるフォームの部品は特に狙われやすい所です。自分メディアの記事ページには、その入口がありません
申し込みのデータがブログの側に無い: 名前やメールアドレスは LP・ファネルやステップ配信の側に入ります。アプリごとに守りを分けているので、1 か所に何かあっても見込み客の情報まで広がりにくい作りです
申し込みの数字が測れる: 申し込みが専用の LP で起きるので、何人来て何人申し込んだかを LP ごとに見られます。2 つの案を出し比べることもできます
1 つの LP を使い回せる: 記事 10 本からも、SNS や LINE からも、同じ LP へ案内できます。文言を変えるのは 1 か所だけです
そのかわり、読者はページを 1 回移ります。その分、途中で離れる人は出ます。
設定は AI にまとめて頼める
Claude などの AI をつなげば(MCP という接続口)、アプリをまたいだ設定をまとめて頼めます。たとえば「申し込みの LP を作って、そのページを記事のボタンとメニューに入れて」と頼むと、LP づくりからアドレスを入れるところまで AI が進めます。画面を行き来してアドレスを写す手間はかかりません。

公開・配信のように読者や見込み客に届く操作は、AI が勝手に進めず、最後にご本人の確認をはさみます。
WordPress からの引っ越し

WordPress の管理画面で「ツール → エクスポート → すべてのコンテンツ」を書き出す
自分メディアの管理画面でそのファイルを選び、下見で中身を確かめて取り込む
ドメインを自分メディアに向ける
記事・固定ページ・カテゴリ・タグ・画像がまとめて移ります。画像は自分メディアの置き場へ移すので、前のサーバーを解約しても消えません
取り込みの時に取ってこられなかった画像は、同じファイルを選び直せば後から取り直せます
下書きは下書きのまま、予約投稿は予約のまま入ります。同じファイルを 2 回入れても記事は二重になりません
Cocoon・SWELL の装飾(吹き出し・ボックス・ボタン・目次・よくある質問)は、自分メディアの部品に置き換えて取り込みます
Cocoon・SWELL で作ったサイトなら、見た目も写せます。 メニュー・ロゴ・色・ヘッダの形・サイドバー・記事の並べ方を元のサイトから読み取り、写す前に見本で確かめてから、項目を選んで写せます
前のブログのアドレスに来た読者と検索エンジンは、新しいアドレスへ恒久的な転送(301)で案内します。公開していない記事のアドレスは案内しません
前のサーバーでメール(info@自分のドメイン など)や DNS を使っている時は、先にそちらを移してから解約してください。見た目を写す・画像を取り直す作業は元のサイトから読むので、終わるまで前のサイトは閉じないでください。
できないこと(先にお伝えします)
プラグインで機能を足すことはできません
複数人の編集チームでの運用は想定していません
ネットショップ(カートと決済)は持ちません
見た目を写せるのは Cocoon と SWELL のサイトだけです(ほかのテーマでも、記事・画像は移ります)
見た目は「同じサイトに見える」ところまで寄せるもので、画素単位では同じになりません。追加 CSS・自由 HTML のウィジェット・広告の枠は写しません
SWELL の「吹き出しセット」(登録した話し手)は、話し手の名前と画像が書き出しファイルに入らないため、話し手なしの吹き出しになります
取り込んだボタンには広告リンクの印が付きません。アフィリエイトのボタンは取り込み後に設定し直してください
吹き出しなどの部品は、WordPress 形式で書き出すとふつうの文章に戻ります
向いている人・向いていない人
向いている人
書きたいのに、WordPress の管理に時間を取られている人
プラグインの更新のたびに表示が崩れないか不安な人
AI を相棒にして、書く量と質を上げたい人
自分のサービスの集客の場として、メディアを持ちたいコンサル・講師
Cocoon・SWELL でブログを作ってきて、見た目を変えずに移りたい人
向いていない人
プラグインを組み合わせて、機能を自分で作り込むのが好きな人
複数人の編集チームで運用したい人
